yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

江戸川柳 色は匂へ  「け」の4 芸 5 警動 6 けつまづく

4 芸


  すてる芸はじめる芸にうらやまれ


  参考 「芸が身を助けるほどの不仕合」錦花隆志
     身をはたし後チ世に出る隠し芸      苦労人の生き様ですね。
  
   芸で身を立てることはなまじっかなことではない。厳しくつらい芸の修行で身につ
  けた芸を捨てて家庭に入る芸者。これから芸の修行に入る後輩からうらやまれる。


5 警動(けいどう)


  参考 警動=密娼の取り締まり。官許の吉原を保護するために時々刈込を行う。無免
     許運転の取り締まり。


  けいどうで羽織を一つ棒にふり    女も客も逃げるが第一


  けいどうの晩に無腰で武士帰り    さしずめ、拳銃捨てて逃げる警官だな


6 けつまづく


  草双紙買て道々けつまづく      つい夢中になって、おもしろい


  参考 草双紙=江戸時代の通俗的な絵入り読み物。赤本・黒本・青本・黄表紙・合巻
     などの総称。中でも読者を最も熱狂させたのが柳亭種彦の田舎源氏。
     赤本=赤色の表紙を用いたおとぎ話で主として子供向き。桃太郎など。
     黒本・青本=歌舞伎・浄瑠璃・歴史・伝記物の梗概を材料としたもの。
     黄表紙=洒落と諷刺のきいた大人向きの読み物。代表作は恋川春町の「金々先
         生栄華の夢」作者としては山東京伝などが有名。


  何くはぬ顔で男にけつまづき     とりすました女も男で失敗することもある。
                    わからねえなあ。





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