yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

江戸川柳 色は匂へ  「い・ゐ」の5 石打 6 石山 7 以上 

5 石打(いしうち)


石打の先達にくるまたいとこ    石でも投げ込まないでいらりょうか。


 参考 石打=婚礼の夜、近隣の青年たちがその家に石を投げ石習慣。地を打ち固める意
    味の習俗。
    先達=リーダー、ここではまた従兄弟がリーダー。


腹のたつ顔もまじって水あびせ    恋敵か水のかけかたが違うで。


    習俗にことよせて自分の思いをぶちまけあきらめる。そんな意味も含む行事で
    あったのでは。


6 石山(いしやま)


石山で所化衆(しょけしゅう)そのころそわそわし
       この気分。どうしたことだ。これが修行か。色即是空、花ざかり。


 参考 石山=近江の石山寺。紫式部が源氏物語を書き始めたところ。  所化=修行中
    の僧。
    美しい妻女が逗留していては修行中の若い僧にとっては煩悩で体がはちきれそう
    になることだろう。


大こくのやうに紫式部見へ    修行が足りないぞ。修行積んでからだ。


 参考 大黒=大黒天の略。大黒天が厨(くりや)に祀られたことから、僧侶の妻の俗
    称。


堅い寺見たてて式部借りるなり   石山だからさぞお堅いだろう。安心。


7 以上(いじょう)


師匠さまかしこと以上別に置き   男女7歳にしてだよね。


 参考 かしこ=女性の手紙の結びに書く語。以上=男性の手紙の結びに書く語。当時の
    塾は手習い師匠が児童を男女別に座らせて、手紙の書き方なども教材として指導
    していた。



http://www.ctb.ne.jp/~bonta108 遊行ライフ十人十色




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