yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

つぶやき 126  サヨナラダケが・・・

 孫娘の声を聞くとことのほか元気になる家内。


「・・・。あなたの声を聞くと元気が出るのよ。忙しいのにありがとうね。じゃ、さようなら。」
「おばあちゃん。さようならって言わないで、またねと言って。」
「そうだね。じゃ、またね。」
「はい、またね。」


 孫娘の一言で、それ以後、「さようなら。」の代わりに「またね。」と別れの挨拶を締めくくるようになった。


「さようなら。」は生活のほんの一部なのに井伏鱒二氏の唐詩訳、「花ニ嵐ノタトエモアルゾ サヨナラダケが人生ダ」を知ってより、重く覆いかぶさっていた「さようなら」から少しばかり開放されたような気分になった。


   酒を勸む 于武陵(うぶりょう) 井伏鱒二訳


コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
花ニ嵐ノタトエモアルゾ
サヨナラダケが人生ダ


 「サヨナラダケガ人生か。」と言いたくなるが、「サヨナラダケガ人生ダ」が、重くのしかかってくる。


 俺の盃  一気にあけて  またの逢う日をネ
 さようなら  ダンチョネ


http://www.ctb.ne.jp/~bonta108
 遊行ライフ ダンチョネ

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