yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

つぶやき 116  何度繰り返しただろう別れの儀式

 生を受けて80歳までにどれだけの別れの儀式を繰り返してきたことか。


 学生時代の卒業の別れにはじまって、子どもを旅立たせる別れ、そして、結婚による子供の独立。
 どれをとっても夢と希望を包み込んだ別れの儀式で、淋しさはあるが元気の出る淋しさであった。


 だんだんと齢を重ねるにつれて、親を見送り、先輩や友人、おじさんやおばさんと多くの人の旅立ちを見送ってきた。
 重たいものがずしんと体に打ち込まれるような淋しさと哀しさの入り混じった感情が体内を駆け巡る。


それも時が和らげてくれる。


 そんなとき、「Love is over 悲しいけれど終わりにしよう きりがないから・・・」の歌がきこえてくる。


 妻が入院をして、独りで家の中にいる時。かってない、体の中から何もかも抜け落ちていくような寂しさでもない悲しさでもない。どう表現してよいのか分からない感情が体内に沈み込んでいく。
 高齢の男性が奥さんに先立たれた時の気持ちが分ったような気がする。


 そして、「Love is over(愛は終わった)の歌詞が、Life is over(人生は終わった)」に聞こえてくる。


 「さよならだけが人生」の別れの先に、何かきらりと光るものを見つけて80代の遊行ライフを過ごしたいと思っている。


http://www.ctb.ne.jp/~bonta108 遊行ライフ十人十色


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