yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

江戸を見れば 97  金融緩和と物価上昇

 1699年元禄12年己卯(つちのとう) 幕府の無策な政策と金の含有量を減らした悪貨の流通で、通貨は膨張して物価の急激な高騰を招き人民の生活は非常な不安と困窮に襲われた。
 それに対して幕府は倹約令を以て対応したのでますます不安定な社会状況となっていった。
 大和郡山や江戸の大火、肥前の津波、津軽暴風、肥後・豊後の洪水と日本列島は自然災害で、「捨て子」の再々禁止令を出さなければならないほど人民は生活ができない状態に追いやられていた。


 それでも幕府は政策的には禁止と規制で乗り切ろうとしていた。


 一方、貧困の旗本7690人に拝領金を配り、借金や買い物の未払いを返済させた。更に、譜代小身の輩にも拝領金を下付して生活を支えた。


 このような社会環境の中で、赤穂事件が起こる。


 赤穂事件の原因については、いろいろと取りざたされているがこの政治環境と自然災害と社会環境をもとに起こるべきにして起こった事件としてとらえることが必要であろう。


 次回、松乃廊下刃傷事件について考えてみる。


 外様大名 第3代藩主 浅野長矩(ながのり)5万石 官位従五位下に対するは、
吉良義央(よしひさ)5千石 高家旗本(高家肝煎)官位従四位上 左近衛権少将(上野介)清和源氏足利氏の流れをくむ名門の家柄。


 田舎大名とよばれる浅野家と石高こそ低いが名門中の名門、高家旗本の人間関係を頭に入れておく必要があろう。


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