yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

江戸川柳 色は匂へ  「と」の3 湯治 4 富

一チ弐もく湯治がえりはつよく成り   退屈は碁を強くする。


湯治場で何にも知らぬ残念さ      勝負事・芸・博打、知らないよ。


湯治から帰ってわるい芸がふえ     花札も強くなったぜ。


「と」の4 富


一の富どこかの者が取りは取り    誰かが取っているはずだからなあ。


 参考=一の富は寺社で行う富突と称する富くじの第一の当たり。富札は壱歩で、百両富・千両富などがある。政治が大衆一般を動かす手として使ったものであろう。
 「貧しいのは政治のせいではないよ。運だよ。見なさい運が良ければ千両でもあたるのさ。」
 大衆を統御する一つの手として「運」を利用した。現代にも通用する一手かも。貧富の格差は「運」だよ。まいったなあ。


富札の引さいてある首くゝり      最後の頼みの綱も切れ。


富を取ったを隠してゝうたがわれ    おかしい。金遣いあらいぞ。やったなあ。



元禄前句附 11 (前句)肝をつぶして居たる顔つき


いひ懸(かく)る嘘はしやくりの止薬 肝をつぶして居たる顔つき


 「何か隠しているでしょう。」で、しゃっくりが止まってしまった。「わあっ」と脅すより、心理的な脅しの方が効果的なことがある。まったく。


元禄前句附 12 (前句)もたれかゝれる人の右流左死(うるさし)


忍ぶ夜に女違ひのつくも髪 もたれかゝれる人の右流左死(うるさし)


 参考=つくも髪、九十九髪または江浦草髪とも書く。老女の白髪。


 間違ってとんでもない人の部屋に忍び込んでしまった。いまさら「まちがいました。」とも言えない。頭を抱え込んでいる男の姿が目に浮かぶ。



http://www.ctb.ne.jp/~bonta108 遊行ライフ


×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。