yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

江戸川柳 色は匂へ 「へ」の3 下手(へた) 4 部屋持

下手将棋袖を引かれてねめまわし    えっ。いい手、それともあぶない手。


生きかわり死にかわり出る下手役者   役が多くて、目が回るよ。


4 部屋持


部屋持の細い日なたに桜草    桜草の鉢植えとはいじらしいねえ。


 参考=部屋持とは個室を一つ持つ遊女。座敷持より場所が悪く日当たりもよくない。斜めにやっと差し込む出窓に桜草の鉢植えを置くのが吉原で流行した。


元禄前句附 10 (前句)痛まぬほどにつめつめをする


相盥(あいだらひ)己が華清(くわせい)の湯の契り 痛まぬほどにつめつめをする


 玄宗と楊貴妃が楽しんだ華清宮の温泉には遠く及ばないが、一つの盥でくすぐったりつねったりして湯をかけあうのはこの上もない楽園であるよ。


乳(ち)をかめど子の歯の生(はゆ)る嬉しさよ 痛まぬほどにつめつめをする


 鼻をつまんだり頬をつねったりして口をあけさせるのだが、我が子の歯を見ると痛さも忘れてしまうよ。母心。




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