yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

江戸川柳 色は匂へ  「せ」の2 蟬

つかまると蟬は地声で鳴ている     あれが地か。


蟬のなく下に子供が二三人       よく見かけた昭和。


蟬がなき出すとお世話になりました   通り雨、もう大丈夫だ。



江戸川柳  前句附  冠附(上五) 沓附(下五)


 江戸川柳を鑑賞するときはその表現形式を知っておくとよいようである。中でも代表的なのが前句附である。点者(選者)がお題を出し、それに対して五七五の十七文字で応える。読み上げる時は575の後に続けて前句をよむ。


有名な前句付 江戸川柳 三句


ぬす人をとらえてみれば我子なり  (前句)きりたくもあり切りたくもなし


さやかなる月を隠せる花の枝    (前句)きりたくもあり切りたくもなし


心よき的矢の少し長きをば     (前句)きりたくもあり切りたくもなし


 冠附(かむりづけ)は上五に、沓附(くつづけ)は下五にお題を読み込む。


 今、NHKで行われている「ぼやき川柳」は以上の表現形式をすべて認めた作句方法で誰もが気楽に自由に楽しめる新しい川柳である。


「ぼやき川柳」平成30年2月17日のお題は「あやしい」「大切」


デュエットのうまさに仲をあやしまれ   埼玉県の君塚 巖


大切と言われ続けて平社員        泉南の新たまねぎ


壊れたと妻は言うけど壊したな  (前句)あやしいことあやしいこと
                    広島県の江波ジーさん


 江戸川柳とぼやき川柳を比べて鑑賞していくと江戸と平成が面白いほどよく理解できる。庶民の生き方がよく伝わってくる。「ぼやき川柳」は健康になかなかのよい番組である。



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