yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

江戸を見れば 96  側用人、老中上座、大老へと一直線

 1698年元禄11年戊寅(つちのえとら)7月21日に保明は側用人のままで老中の上座に列することになった。
 時の権力機構の幹部へと歩を進める。側用人から老中、老中上座からやがて大老へと綱吉時代の権力者となっていくことになる。


 江戸東叡山寛永寺根本中堂造営の総奉行となり、8月28日には竣工して保明は将軍綱吉の代理として登山し長時不断灯の点火の役を務めた。


 柳沢吉保が側用人として権力の座について6年目のことである。9年目にして保明改め吉保となる。14年目にして大老となり将軍綱吉が没するまで17年間権力の座にいた人物である。


 元禄14年の松乃大廊下の刃傷事件と元禄15年の赤穂浪士討ち入り事件を柳沢吉保は老中上座で遭遇している。


 士農工商の階級組織が揺れ動いている中での武士階級の事件でこの事件をどのように裁断するかは徳川幕府のこれからを占うものになる。これは事件の流れに従って学習していくことにしよう。
 視点は、武士階級の階級内の力関係と商業資本の台頭による士農工商の大枠の変化に焦点を当てて学習していく。


 現代社会が格差社会から、階級社会へと逆戻りを始めた今、社会の仕組みが手に取るようにわかる。徳川幕藩体制から明治維新を経て昭和20年の敗戦を通り過ぎて、外目には階級社会が変化したように見えるが本当のところは姿形を変えただけで「階級社会」は維持されている。


 さらに見えにくくなって社会の仕組みが理解しにくいのが現在である。日本国家を階級社会の仕組みの中で国民に見えやすいように整理していくことがこれからの政治経済や学者の役割になってくる。


 沈没しかかった「日本丸」の船上でどんなに頑張っても国民をみんなのせて「日本丸」はやがて沈没していく。それが少子化である。少子化は日本丸沈没の積極的行為である。階級社会の自殺行為とも考えられる。


http://www.ctb.ne.jp/~bonta108
  遊行ライフ

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