yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

教育の基本 10  教育の壁をどう乗り越えるか

 退職をして20年が過ぎた。教育界とは全く関係が無くなった。しいていえば退職教員の会、それに大学の同窓会が辛うじて情報交換程度の付き合いである。
 それも80歳を過ぎると多くの先輩や後輩と別れてしがらみというものがかなり薄れて、割と自由な気分で素直に思いを語ることができるようになったと思う。
 そうはいってもいざとなるとなかなか本音をありのままに語ることは難しいものである。努めて本音に挑戦して最後のまとめにしたい。


 教育界が伝統的に持っている壁がある。今は少なくなっているが学校閥がある。特に義務教育段階では地元の教育学部を卒業した教師が圧倒的に多い。義務教育の中でも中学校は学校閥が薄れてきている。


 次に議員族とのつながりがいまだに幅を利かしている。これは高等学校に目立つ。
 ある教え子に、当時の社会党の先輩がいて、先輩は京都大学卒で勿論教え子も京都大学卒であったのだが、先輩の口利きのために当時幅を利かせていた自民党の県議の横やりで正採用になるまでに数年を要した。
 その時の採用試験の面接で「東大を出ようが、京都大学を出ようが教員採用試験には関係ないからね。」といわれて相当のショックを受けていた。


 地域における家の位置、地域の土地持ちであったり、代々市や県や国の役職を引き継いでいたりとそれなりに地域の顔役として力を持っていて、。選挙関係の後援会長を歴任していることが多い。


 また、労働組合の幹部が採用試験や管理職試験に口を出すこともある。


 教育の壁は幾重にも重なって一筋縄では壁を乗り越えたり、壁を打ち破ったりすることは現状では不可能であろう。残念ながらそれが現実である。

 少子高齢化と情報の共有が教育の壁を乗り越えるチャンスになるかもしれない。日本村は変わったようでいて変わっていないことが多い。