yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

江戸川柳 色は匂へ  「か」の2 蚊(か)

忍ぶ夜の蚊はたたかれてそっと死に   粋だね。えらい。


じっとして居なとひたいの蚊を殺し   強くも打たれんしなあ。


手にとまる蚊を吹きながら御看経    経を唱えながらの殺生ですぞ。


御看経(おかんき)=禅宗などで、声を出さないで経文を読むこと。声を出して経文を読むことは読経。


内陣の御神酒にしんと昼間の蚊     神妙にしてやがる。


内陣=神社の本殿や寺院の本堂で、神体または本尊を安置してある部分。


質屋では利が喰い家では蚊に喰われ   蚊帳は質草だ。しょうがねえ。