yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

花かるた 色は匂へ 「ね」の2  葱坊主(ねぎぼうず)春

   花葱に誰か住まへる舊居かな   三輪一壺
   おのづからある大小や葱坊主   増田手古奈
   葱坊主ごしに傳はる噂かな    波多野爽波


    
       季節の花300より


 ねぎぼうずに出会うと何故か楽しくなる。そして元気が出る。愉快な不思議な花だ。
 しかし、葱坊主を見かけなくなってもうかれこれ50年は過ぎたろう。昭和30年代は少し町はずれに行くと蓮華畑や里芋畑、そして葱畑が広がっていた。いつの間にか住宅が立ち並びすべての畑が消えてなくなった。


   

        季節の花300より

 今、葱坊主に出会ったらどんな気分になるだろう。何か笑えるんだよなあ。出会いたいな。懐かしいよ。


シベリア地方原産。紀元前5000年頃(7000年前)にはペルシャ地方ですでに栽培されていた。日本には中国から渡来し、8世紀の「日本書記」の頃にはずいぶん広まっていたとされる。

語源は「根葱(ねぎ)」で、”根(ね)を食用とする  葱(き)(ネギの古名)”の意味から。「萌黄色(もえぎいろ)」は、ネギの芽がもえ出るときの、黄色を帯びた緑のこと。