yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

つぶやき 138 「考えること・思うこと」をやめることはできるのか。

 それはできない。
   しかし、考えても思ってもどうしようもない「考え・思い」を少なくしていくことはできる。
 最晩年の遊行ライフに入ってどうしようもない考えや思いを避ける手段を身につけた。


 お釈迦さまにせよ、芭蕉にせよ。彼らにとっての旅がそれであったのではないかと思う。旅という行動がどうすることもできない「考え・思い」を遠ざけてくれる。


 今、私は旅に出ることができない。


 その中で「行動」に結びつく「考えや思い」を生活の核にすることにした。考えや思いの前にすぐに行動を起こすことが健康によいようである。
 中でも「食事」と「介護」は行動が一番。
 行動を起こしながら考えや思いを巡らす。明日の献立を考えたり、母の手料理をおもいだしたりと。
 行動に結びつかない「考え・思い」はストレスばかりがたまって健康によくない。


 材料を仕込み調理し、後片付けをする。水をあたり、包丁や調理器具で指先を使う。介護でベットから車いすに移動させる。思わぬ筋力がつきそれが自分のリハビリや筋力トレーニングになっていることに驚く。


 何もかも妻にまかせて生活していた時よりも今の方がずっと健康的である。


 体調がとても良い。


 消化器系に問題があったのが解消して、ビールを飲んでも酒をのんでも下痢一つしなくなった。考えられないことである。


 体がよく動き、頭の回転も心配はない。年齢より10歳は若く見られる。


 私の健康法として「考えること・思うこと」を少なくして、ただ行動を起こすことを第一として一日を過ごそう。


 さてと、今夜の夕食の準備に取り掛かるとしよう。

自 撰 めも句  その5

 イケメンは金と力を持て余し
   (金でもなければまともに生きるだろうに。)


 足長蜂のつがいもう死にますか
   (春風駘蕩、静かに飛んでいる。)


 朝飯食って昼めし食えば暮れる秋
   (暇つぶしにおやつを食べて、夜は晩酌。)


 芋粥とキャラブキで一日が始まる
   (夜はしっかりと豊後牛を喰う。)


 生きていることを確かめ合う友がいる
   (賀状が届くとほっとする。)




つぶやき 137  AIを利用して、AIを超える人間力

 AI(人工知能)で、高学歴大量失業時代がやって来るという。大変な時代に突入しているようだ。


 どの仕事もAIをうまく利用して人手を減らしていく準備をしているそうだ。


 プログラムを書く人の道に進むのか、サーバント(召使)規則に基づいてプログラムに従って仕事をする人の道に進むのかに分かれるという。


 また、AIが真似できない仕事の方向に進むべきか。


 共感力・企画力・発想力・創造力など。人間の持っている感性や情緒は真似できないという。


 職種からいくと「政治」「教育」「福祉」「芸能」「スポーツ」などはAIを多く利用して、最終的には人間の判断と決断で仕事を進めていく。


 現代の政治などはAI時代を先取りして、AIでは出来ないところで活躍している。


 忖度・隠ぺい・改竄・嘘などはAIからかなり距離を置いたところで仕事を成就させている。


 AIは所詮AIである。


 判断と決断は私がやる。私が「正義」なのだ。


 これが今の政治の姿である。安倍晋三首相にせよ、トランプ大統領にせよそんな政治姿勢を醸し出している。


 この二人はAI時代の政治を先取りしているようである。


 その内、忖度・隠ぺい・改竄・嘘などもプログラミングができて誰もが普通に活用できるようになるのではなかろうか。


 さてさて、これから進路を選ぶ若者たちはどの道を選ぶのか新しい困難な時代になった。学校の進路指導も大きくかわる時代に来ている。


 AIを利用してAIを超える仕事はなんであろう。

江戸川柳 色は匂へ  「ふ」の4 風鈴 5 深草   6 ふぐ腹

4 風 鈴
  
  風鈴もだんまりでいるあつい事     あついあつい猛暑です


  風鈴の下に一文世をのがれ       一文銭も役に立っているんだ


  風鈴のせわしないのを乳母と知り    風鈴の音は子守り代わりか


5 深 草


  深草ですその切れたるかた見わけ    裾の切れが証拠の品ですぞ


  参考 深草=小野小町を慕って九十九夜かよった深草の少将。百日目には病のために
     行けず、ついにこがれ死んだ。


  さりとては又少将も根のよさ      恋はあきらめてはダメだな


6 ふぐ腹


  片棒をかつぐゆうべの鰒(ふぐ)仲間  成仏してくれよなア、相棒よ


  ふぐ売りは一生後家に恨みられ     あんたのせいよ。主人を返して


  御近所へ御世話をかけてふぐをやめ   迷惑はかけられん義理と人情


  ようてうとたおやかにしてふぐも喰い  勤めの憂さをしばし忘れますわ


  参考 ようてう=窈窕(ようちょう)美しく繊細なこと。たおやか=優にやさしいこ
     と。 ふぐを喰うのは吉原あたりの高級遊女であろう。



江戸を見れば 114  一強独裁政治の始まり

 1716年正徳6年丙申(ひのえさる) 将軍徳川家継は4月30日に8歳で没した。 5月1日には吉宗が跡を継いだ。


 5月16日には、間部詮房(側用人)と新井君美(白石)が解任され、これまでの側用人重視の体制から、老中を6名起用する集団指導体制の形をとる。
しかし、実態はこれまでの諸改革を否定し吉宗の独裁による享保の改革が政治動向の中心となる。


 それは家康の政治姿勢を理想とする初代返りの今の時代背景を無視した反動政治へと向かっていった。


 現代の安倍政権がこれに似た政治姿勢のようである。


 憲法改正、教育や働き方の見直しと現代の時代の流れを止めるような、逆行するような反動政治のような気がする。今の安倍政権、即ち自民党の政治姿勢がかつて過ちを犯したように忘れたころにまた大きな過ちへと国民を引っ張って行くのではないかと危惧する。


 半面、吉宗も現ナマを大いにばらまいて人気取りをした。


 奉行就任の旗本らに赴任費として恩貸した。長崎への赴任者には金5000両、日光への赴任者には300両と江戸からの距離や重要性を勘案して赴任費を支給している。


 一方、町入用節約令を出してきめの細かい禁止・節約を実行した。


 宅地売買の礼金の軽減と供応の禁止。分一金(ぶいちきん)=海難救助の報酬は100両に2両まで。間口と代金は町役によらず、町名主に銀二枚、五人組に金一分ずつ、家持一人に鰹節一連。家主への礼金廃止。町名主の町民からの合力(こうりょく)禁止など。合力=助勢。金品を貸し与えること。


 武士(官僚)に甘く、町民(国民)に厳しい政治姿勢を見ることができる。