yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

自 撰  めも句  その4

どんと打ち上げて一瞬輝いて果てる
  (一瞬を輝かせるために毎日頑張っている。)


勲章に縁のない二人で秋をドライブ
  (割れ鍋に綴じ蓋で行こう。)


季語を捨てたら心が自由になった
  (形あるものは捨てやすいが、思いや夢は捨てにくい。)


古希を過ぎたら少しわがままに生きる
  (そう思いながら規律正しく傘寿を過ぎた。)


いい酒を下戸と楽しむ古希の宴
  (夫婦そろって大酒飲みも大変だ。)



江戸川柳 色は匂へ  「ま」の4 前垂 5 枕 6 負け

4 前垂(まえだれ)


  前だれをはづして内儀しいに出る  一段落して、おひとつどうぞ。ごゆっくり。と


  前だれで手をふく下女の取回し    テキパキと気が利くねえ。働き者だね。


  前だれはものゝ言ひよきすがた也   仕事。頼みやすいよ。


5 枕


  ねてからのきき耳まくら二寸あげ   情景が目に浮かぶよ。


  また一度手紙をひらく枕あて     昔の手紙だ。思い出すよ。


  参考 枕あて=枕が髪の油で汚れないように反故紙をあてる。


6 負け


  逃げしなにおぼへていろは負けたやつ  ドラマでよく目にするなあ。


  負けた者ばかり残って咄してる     博打の勝ち逃げの後の風景。


  まけ将棋にげるたんびにお手は何    へぼ将棋相手の駒が気になるの。

つぶやき 136  平成の忍者大活躍 

  平 成 小 咄


 「父ちゃん。俺忍者になる。」
 「何でまた、忍者なんかになりたいんだ。」
 「姿を消してみたいんだ。」
 「姿を消してどうする。」
 「姿を消して相手と戦い、自由に好きなように生きてみたいんだ。」
 「金ぼう。忍者の修業は厳しいぞ。」
 「中学出たら、忍者修行道場へ入門するよ。」
 「それは無理だ。本気で忍者になる気なら勉強をして東大へ行け。」
 「父ちゃん。なんで東大だ。」
 「東大に行き、官僚になり、政治家になるしか忍者への道はないぞ。」


 「昨日(23日)に直接会って首相と話した。」岸田議員
 「首相はあったことはないということだった。」菅官房長官


 もう、分身の術や火遁の術や水遁の術や隠れ身の術は古い。


 現代は、忖度の術や改ざんの術や隠ぺいの術や禅譲の術や金縛りの術を身につけることが、現代忍者の第一条件である。


 なんと現代忍者が多く活躍していることか。


 政治家で言えば「菅官房長官」が今のところ第一人者であろう。優秀な現代忍者である。おみごと。
 民間人で言えば、掛学園の理事長も現代忍者の上級者にあたるのだろう。


 過去に生きた忍者たちの生き様を学ぶと現代を生き抜く知恵が身につく。
 服部半蔵(はっとりはんぞう)などと懐かしい名前が思い浮かぶ。少し、歴代忍者の調査研究をしてみるかな。


江戸川柳 色は匂へ  「や」の3 焼餅 4 屋形者 5 薬鑵(やかん)

3 焼 餅


  焼きもちは人に喰わせぬ工夫なり    そんな焼き方もあるのか


  灰寄せに行くが女房の焼おさめ     灰寄せ(火葬の骨を拾うこと)


  やきはしやせんと女房いぶす也     いぶす手もあるんだ


  やく女房千人なみの下女をおき     千人なみでも油断はできない


4 屋形者(やかたもの)


  けいせいのす顔であがるやかたもの   悲しい遊びの国侍、下級武士の定め


  参考 屋形者=大名屋敷に仕える者、おもに各藩の勤番武士をいう。
     大名屋敷は暮六ツが門限で、夜間外出はできないのが原則。国に妻を置いて単
     身赴任の若い武士は生理的欲求を満たすために自然と遊里(けいせい)に昼間
     行くことになる。
     遊女は夜の稼ぎで朝が遅い。まだすっぴんで対応をする。


  人は武士正九ツに女郎買       正九ツは正午ですぞ


5 薬 鑵(やかん)


  茶のみ友達で薬鑵の水が減り     年甲斐もなくよせばいいのに


  参考 水が減る=腎水(精液)が減る。薬鑵=禿頭の隠語。


  お互いにいつか薬鑵になりました   気持ちだけは若いんだよ


https://conte55.blogspot.jp/2017/10/saruto.html コントたった一人の女客



つぶやき136  自 撰 めも句  その3

切っても切っても伸びてくる白木蓮
  (恐怖心を起こさせる家の木蓮。ほどほどに。)


綺麗な花には棘があることを自覚する
  (棘があるから綺麗に見えるのか。それはない。)


耳鳴りと蝉時雨が同時に聞こえる
  (聞こえない時もある。不思議だ。)


休日のチャイム学校経営そのまま
  (いいね。のびのびするぜ。)


一件消去していなくなった弟
  (あっさりと行ったなあ。寂しいよ。)