yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

江戸川柳 色は匂へ  「み」の4 三浦屋 5 三河 6 神酒徳利                7 水揚

4 三浦屋


  尻がちいさいと三浦屋まだ不足    もっと肉を喰わせておけば・・・


  参考 三浦屋=吉原の妓楼。上級遊女高尾は三浦屋のお抱え。仙台侯が高尾の体重と
    同じ重さの黄金で身請けした時、たぶんもっと尻が大きく体重が重ければと思っ
    たことだろうと。


5 三 河


  伊勢よりも三河は顔がのどかなり   いい年を迎えた。借りなしやで。


  三河から暮の機嫌を来て直し     おめでとさん。ありがとね。


  参考 江戸には年末に伊勢より御師(おし・おんし)が暦を配りに来、
    新年には三河より万歳をしにやってくる。歳末は掛け売りの代金を取り立てる月
    であった。庶民にとっての年末は年を越せるかどうかという大変な月であった。


6 神酒徳利(みきとくり・みきどくり)


  みき徳利きゃたつの上でふって見る   おおう。はいってるかな。


  神酒徳利一つこわして二つ買ひ     対でそろえなならんのや。


  橘と桜は御所の神酒徳利        左近の桜、右近の橘


  参考 神酒徳利は二本で一対。仲良し夫婦のことをお神酒徳利などと言う。


7 水 揚(みずあげ)


  水あげがすむと遣手もさまをつけ    ほんとほんと。現実。


  参考 水あげ=生け花の用語から、遊女などが初めて客に接すること。
     遣手(やりて)=妓楼で遊女を取り締まり、万事を切り回す女。これから腕前
    のある人のことを遣りてというようになった。
     水揚げが終わると大切な商品になるので呼び捨てにしないようになる。時期は
    15・6歳頃から。箱入りにして遊女に相応しい教養や芸事を仕込む。




 教育の基本


×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。