yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

江戸川柳 色は匂へ  「て」の4 貞女 5 手紙 6 出代り 7 手代

4 貞女


  くどき損御貞女さまと手もちなさ   残念なり、しかし、あっぱれ。


  参考 貞女=操を守る女 手もちなし=手持無沙汰
     貞女や操という言葉は死語に近いかと思っていたら「あなたのために守りと
     おしたた女の操」が流行して考え直した。


  惜しい事いい後家なれど貞女也    いい女だ。あ~あ。


5 手紙


  女房のきくやうに読む偽手紙     悪友の誘い、上手くいくかな。


  わたしをばだました気さと女房いひ  お見通し。女はかしこい。


6 出代り(でがわり)


  出代りの乳母は寝顔に暇乞(いとまごい) つつがなくそだっておくれよ


  参考 三月四日は雇人の一年契約の更改期。乳母として一年勤めた。別れ
     がつらい。


  出代りの涙にしてはこぼしすぎ    去り行く下女。さては・・・


7 手代


  その手代その下女昼は物言はず    よそよそしいのは恋の始まり。


  参考 手代=商家の番頭と丁稚の間の雇人。雇人同士の色事は厳しい時代。恋愛の自
     由が認められたのは昭和の敗戦後の日本国憲法からである。

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