yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

江戸川柳 色は匂へ  「い・ゐ」の3 壱 歩

壱歩でもあるうち息子とかまらず    どら、まだ壱歩は持っとるぞ。
 1歩は1両の4分の1。吉原中級遊女の揚げ代。


御ねがひは又壱歩かと母しかり    母ちゃん男の条件だよ。


美女よりも先へ悪女が壱歩とり    3度目のしきたりだ。
 3回目は相手に床花(祝儀の金)、遣手に壱歩が相場。


一たび笑むと壱歩とる婆アなり   滅多に見せない笑顔だ。


おふくろへ騒ぎばかりと壱歩出し  今日は飲んで騒いだだけよ。母さん。
 踊り子の花代は壱歩。転ぶと二歩。


かご賃をかじかんだ手へ壱歩とり  酒でも飲んで。「粋だねえ。」

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