yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

江戸を見れば84  芭蕉43歳  井原西鶴好色五人女刊行

 1686年貞享3年丙寅(ひのえとら)9月に旗本奴の集団の大小の神祇組の200余人を追補し、その首領11人を斬罪に処した。無頼の少年たちが模倣して治安を阻害するようになったため。
 いつの世も同じような手の付けられない若者の集団が現れて来る。


 西鶴、好色五人女に続いて、好色一代男も刊行。近松門左衛門は「出世景清」大阪竹本座で初演。町人の間では雑排(遊戯的な俳諧)の「前句付け・冠付け」が流行る。


 前句付け、「ならぬことかな、ならぬことかな」
      こちとらはおよばぬこいのほそづくり


 冠付け 「となりから」
      酔ふ紅梅のかきねかな


 賞金がかけられている。後の川柳につながっていく。


 芭蕉43歳の18句より3句紹介


古池や蛙飛こむ水のをと               芭  蕉


 静寂を破る水の音。「蛙鳴く」という伝統的発想を「蛙飛ぶ」にしたところが新しい。


名月や池をめぐりてよもすがら            芭  蕉


 中秋の名月が池に映える。よもすがら徘徊し佳境に酔う。


月雪(つきゆき)とのさばりけらしとしの昏(くれ)  芭  蕉


 雪月花の佳興を追いもとめた1年であった。ふと顧みれば変わることのない憂いにもにた歳の暮れであるよ。



http://www.ctb.ne.jp/~bonta108/  「遊行ライフ」