yukemuriのブログ

コント(掌編小説),いろはカルタ随想、江戸川柳色は匂へ、花かるた色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。

新しく「江戸を見れば」265年の整理に取り組んでいます。

つぶやき31  落書きのレベル

 近頃は、落書きはどうなっているのだろうか。昭和30年から40年にかけてはあちらこちらで落書きを見ることが出来た。
 特に学校のトイレは落書きの花であった。


 母校を卒業して10年目ぐらいだったろうか、用事があって学校に出向いた。用事が住んで外に出たときトイレを催し運動場にあるトイレに入った。


 木造づくりのポットントイレに入る。トイレの前を見ると右を見よと書いてあった。右を見ると左をみよ。左を見ると後ろをみよと書いてあった。後ろを見ると。「キョロキョロするな。」と。


 外に出て男子用の小用トイレの壁を見ると、黒色のマジックで確りとした筆致で。


「努力とは、他人の答案を盗み見ることである。」
その横に続けて、
「実力とは、一番できるやつの答案を取り上げて、自分の名前を書くことである。」と。


 健全な高校生の息吹を感じた。
「キョロキョロするな。」を書いた男はお笑い作家ぐらいにはなっているかもしれない。
「努力と実力」について書いた男は、きっと政治家になっていることだろう。


 その後の彼らについて追跡調査をしてみたいな。落書きもしなかった自分などは平々凡々なサラリーマンで終わってしまった。まあそんなところですか。