yukemuriのブログ

コント(掌編小説), いろはカルタに纏わる思い、人情の機微に触れる江戸川柳色は匂へ、趣味の5・7・5アラカルト俳句と川柳。
爺が時事や事事をつぶやき暇つぶしを楽しく、あっさりと ずばりと、そして、すっきりと 晩年を過ごしたいものである。

花かるた 色は匂へ 「ゆ」百合(夏)

 眠らんとして百合の香のやゝ強し   廣瀬志津女


 
        季節の花300より


 山百合の崖も立待岬かな   渡部螢村


 
        季節の花300より


「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
シャクヤクのように風情があり、牡丹のように華麗で、百合のように清楚”  という、女性の美しさを形容することば。
 このような女性を妻に持つと疲れるだろうなあ。大変だ。清楚なだけで十分だ。


ユリ全般の花言葉 「純粋」「無垢」「威厳」
白いユリ 「純潔」「威厳」   赤・ピンクのユリ 「虚栄心」
黄色いユリ 「偽り」「陽気」  オレンジのユリ 「華麗」「愉快」「軽率」


種類別の花言葉
カサブランカ 「威厳」「純潔」「高貴」 ヤマユリ 「荘厳」
テッポウユリ 「純潔」「甘美」「威厳」  オニユリ 「賢者」「富と誇り」
ササユリ 「清浄」「上品」      クルマユリ「純潔」「多才な人」
カノコユリ 「慈悲深さ」「上品」    スカシユリ 「注目を浴びる」「飾らぬ美」  ヒメユリ 「誇り」


 百合の花といえば、「カサブランカ」を思い出す。
 初めてイングリッド・バーグマンを見た。洋画に出て来る女優では№1だと思った。


 ハンフリー・ボガード演じるリックがイングリド・バーグマン演じるイルザに
「君は何者で、今まで何をしていたんだ」(リック)
「何も聞かない約束よ」(イルザ) 
「君の瞳に乾杯」(リック)というシーンが印象に残る。


 あとは、イングリッド・バーグマンのすばらしさだけが残って、物語の筋などは忘れてしまった。


 

        季節の花300より

 まさにカサブランカの花言葉「威厳」「純潔」「高貴」を地で行くような美しさであった。


江戸川柳 色は匂へ  「あ」 相 傘(あいがさ)

 相傘を淋しく通す京の町


 相傘=相合傘、男女がひとつの傘をさすこと。


 京都の町では、相合傘で通っても冷やかしたりしない。男女の仲については大人である。江戸では、相合傘が通れば、必ず冷やかしたものらしい。


 相合傘の当人にとっては、どうであろう。ひやかされた方が、張り合いがあるのではなかろうか。それとも静かに大人の対応をしてもらった方がよいのであろうか。
 
 京の相合傘と江戸の相合傘の二人連れの質が違うのかもしれない。「淋しく通される」のはわけありかも、冷やかされるのは健全派かも知れない。


 相傘はだまって通すものでなし  (江戸っ子だい)


 右の手と左でうまい傘をさし   (いやいや・・・)


 相合傘って、昔懐かしい風景だよね。車社会になって消えた男女の機微だ。なつかしいなあ。


花かるた 色は匂へ 「き」の2 金魚草(夏)

   日ねもすのつがひの蝶や金魚草   岬 人

   
          季節の花300より


 花言葉は「仮定、推測、予知」「おしゃべり」「でしゃばり」「おせっかい」


 戦後、昭和20年代に流行った花のひとつで、金盞花、鳳仙花、コスモス、撫子、石竹、ダリア、アマリリスなどが小学生のころ街中の空き地に植えられていた。花によって敗戦の痛手を癒していたのだなあと今になってつくづくと思う。


花名の由来

花名の金魚草(キンギョソウ)は、花姿が金魚の形や金魚の口に似ていることに由来するといわれます。

属名の学名「Antirrhinum(アンテリナム)」は、ギリシア語で「鼻に似ている」という言葉がその語源になります。

英名のスナップドラゴン(Snapdragon)は「かみつきドラゴン」という意味で、花の形がドラゴンの口に似ていることにちなみます。

花言葉の由来

花言葉の「おしゃべり」「でしゃばり」「おせっかい」は、口をぱくぱくさせて話しているような花姿に由来します。西洋ではこの花が仮面に似ているともいわれ、そこから「推測ではやはりNO」の花言葉が生まれたといわれます。



江戸川柳 色は匂へ  「て」 出会茶屋(であいぢゃや)

 出合茶屋鏡を貸すがしまひなり


 出合茶屋=密会のための貸席、上野不忍池畔に多く、池の茶屋、蓮の茶屋
      などと言う。


 乱れた髪、崩れた化粧、着物を整えて帰り支度が終了。今も昔も静かに人知れず繁盛した商売である。


 ひそひそと繁昌をする出合茶屋


 出会茶屋あやうい首が二つ来る


 ことが公になれば、打ち首ものだ。あぶない、あぶない。


 現代感覚の不倫というようなものではない。市中引き回しの上、打ち首獄門となる。これは表向きで、ケースバイケースで、ことを処理していた。
何といっても江戸の町は圧倒的に女性が少なかった。女性優位の面もあった。
 士農工商の世界で罪と罰の感覚が違っていたこともあるので、一つ一つについて具体的に考えていかなければならない。



花かるた 色は匂へ 「き」金盞花(春)

  潮風や島に育てし金盞花   松島正子


  
     季節の花300より


 花名の金盞花(キンセンカ)は、黄金色の花の形が「盞(さかずき)」に似ていることにちなむともいわれる。
 昭和20年代に流行った花で日本中で見かけることができた。

 

       季節の花300より
 
キンセンカの花言葉は、「別れの悲しみ」「悲嘆」「寂しさ」「失望」


花言葉の由来

明るく陽気な雰囲気をもつキンセンカの花。その一方で「別れの悲しみ」「悲嘆」といったキンセンカの悲しい花言葉は、ギリシア神話(下記参照)に由来するといわれます。


また、黄色系の花には不吉をほのめかす花言葉が多くつけられています。マリーゴールドの「嫉妬」「絶望」「悲しみ」、黄色いカーネーションの「軽蔑」、黄色いバラの「愛情の薄らぎ」「嫉妬」、黄色いユリの「偽り」、黄色いチューリップの「望みのない恋」、黄色いキクの「破れた恋」など。


キンセンカとギリシア神話

水の精(ニンフ)クリティが太陽神アポロンに恋をしました。しかし、アポロンとレウトコエ王女が恋仲にあり、それをねたんだクリティが王女の父に密告してしまいます。怒った王は娘のレウトコエを生き埋めにしてしまいました。自分の行ないを恥じたクリティは、9日間地面に座ったまま空をすぎるアポロンをみつめていると、やがてキンセンカに姿を変えてしまったといいます。